FMHostクラウド ユーザーガイド

  • このページは「FMHostクラウド」をご利用の方向けの利用案内です。
  • サービス利用開始前に必ずご確認ください。

クライアントソフトウェアのバージョンを確認する

FMHostクラウドでは、サーバータイプごとに利用可能なクライアントソフトウェアのバージョンが異なります。利用開始前に、お持ちのクライアントソフトウェアが利用可能バージョンかどうか、確認してください。

対応クライアントソフトウェアバージョン

サーバータイプ 利用可能クライアントソフトウェア 対応マイナーバージョン
FMS14 Basic
FMS14 Plus
FileMaker Pro 16 / Pro 16 Advanced
FileMaker Pro 15 / Pro 15 Advanced
FileMaker Pro 14 / Pro 14 Advanced
FileMaker Pro 13 / Pro 13 Advanced
FileMaker Go 16
FileMaker Go 15
FileMaker Go 14
FileMaker Go 13
全てのマイナーバージョン
FileMaker Pro 15(ユーザ接続用)※ は非対応
FileMaker Pro 16(ユーザ接続用) は非対応
FMS13 Basic FileMaker Pro 15 / Pro 15 Advanced
FileMaker Pro 14 / Pro 14 Advanced
FileMaker Pro 13 / Pro 13 Advanced
FileMaker Pro 12 / Pro 12 Advanced
FileMaker Go 15
FileMaker Go 14
FileMaker Go 13
全てのマイナーバージョン
FileMaker Pro 15(ユーザ接続用) は非対応

ネットワーク設定の確認する

FileMaker Server と FileMaker Pro、FileMaker Go 間の通信には、ネットワーク設定が必要です。
FileMaker Server への接続前および接続が上手くいかない場合に確認してください。

必要なネットワーク要件

FMHostクラウドの利用には、下記ネットワーク要件を満たしている必要があります。

  • 高速インターネット回線(光ファイバー)であること
  • プロバイダー、ルーター、PC/MacがTCP5003番ポートを通過できること
  • FMHostクラウドのサーバーへの接続は、インターネット回線でのご利用となります。
  • プロバイダーのセキュリティ設定によっては、サーバーに接続ができない場合があります。
  • ルーターのフィルタリング、NAT変換の設定によってはセッション数オーバーにより断続的な切断される現象が起こりえます

ネットワーク設定の確認

FMHostクラウドの利用にあたっては、ルーターとPCまたはMacでTCP5003ポートの通信を許可するような設定を行う必要があります。
設定方法の詳細は FileMaker ナレッジベース「リモートネットワーク上で FileMaker によってホストされているファイルに接続できない、ファイルが表示されない」を確認してください。 セキュリティソフトやプロバイダー等によりTCP5003ポートでの通信が遮断される場合もありますので、セキュリティソフトをご利用の場合は併せて設定を確認してください。

ファイルのセキュリティ設定を確認する

FMHostクラウドでは、お客様のデータベースファイルについて、お客様ご自身でセキュリティ対策をお願いしております。以下をご確認の上、ファイルへ適切なセキュリティ設定を行ってください。
ファイルへのセキュリティ設定を怠った場合、他のユーザー様からデータベースの閲覧・データの改ざん等が行われる場合があります。

データベースファイルにパスワードを設定する

データベースファイルには必ずパスワードを設定してください。
[完全アクセス権]をもったアカウントには必ずパスワードを設定してください。

FileMaker で新規にデータベースファイルを作成した際、初期状態ではパスワードが設定されていません。この状態はセキュリティ上大変危険です。
パスワードが設定されていないデータベースファイルを確認できた場合、 ファイルの共有を中止させていただく場合もございます。

データベースファイル名を隠蔽する

「FMHostクラウド」は共有型のホスティングサービスのため、データベースファイル名を公開する設定がされている場合、他のユーザー様へもデータベース名が公開されます。
他のユーザー様からのデータベースの閲覧・データの改ざん等を防止するため、データベースファイル名は必ず隠蔽してください。

データベースファイル名の隠蔽方法
  • 対象のデータベースファイルを FileMaker Pro で開きます
  • メニューの [ファイル] から、[共有設定] → [FileMaker クライアントと共有] を選択します
  • [現在開いているファイル] で対象のデータベースファイル名を選択します
  • 「起動センターに表示しない」(バージョン14以降)または「[共有ファイルを開く]ダイアログに表示しない」(バージョン13まで)のチェックボックスをチェックします

ファイル名をわかりにくいものに設定する

データベースファイル名には、想定されにくい名前をつけて下さい。

◎ 適切な例 × 不適切な例
  • ABC-顧客管理
  • ABC-商品管理
  • ABC-INDEX
  • ABC-TOP
  • ABC-CRM
  • 顧客管理
  • 商品管理
  • INDEX
  • TOP
  • CRM
データベースファイル名に使用できない文字

以下の文字を含むデータベースファイルの名はご利用いただけません。

  • ハイフン「-」とアンダースコア「_」以外の記号(半角/全角スペース、ドット「.」 等)
  • 濁点・半濁点(パ、プ、デ、ド 等)※
  • ※ Mac OS X で作成されたファイルの場合のみご利用いただけません。Windows(バージョン問わず)で作られたファイルではご利用可能です。

ゲストアカウントを無効化する

ゲストアカウントは特別な理由がない限り、無効にしてください。

ファイルオプション「このファイルを開く時」の設定を無効にする

ファイルオプションの「このファイルを開く時」の「次のアカウントを使用してログイン」の設定は、特別な理由がない限り無効にしてください。
あるいは、「次のアカウントを使用してログイン」で [アカウントとパスワード] を指定する場合、パスワードを指定しないでください。
これらの設定が有効な場合、データベースファイル名の指定だけで不特定多数のユーザー様がデータベースファイルへのアクセスが可能となり、大変危険です。

トラブルシューティング

ネットワークファイルパスがわからない

ネットワークファイルパスは、コントロールパネルからデータベースファイルをアップロードした後、「ステータス」が「Open」になると表示されます。

ステータスを「Open」にできない(失敗する)

● 「このファイルを開くことのできる最低バージョン」の設定が不適切
ファイルオプション「このファイルを開くことのできる最低バージョン」は、ご利用のサーバータイプの FileMaker Server のバージョン以下に指定する必要があります。
指定可能なバージョンは以下の通りです。
サーバータイプ
「FMS14 Basic」「FMS14 Plus」
サーバータイプ
「FMS13 Basic」
  • 14.0
  • 13.0
  • 12.0
  • 13.0
  • 12.0
● 暗号化されたデータベースファイルを使用している場合

復号キーが間違っている可能性があります。今一度ご確認ください。

接続できない

サーバー上のファイルへ接続できない場合、下記のような原因が考えられます。
各種設定を今一度ご確認ください。

● 対応していないクライアントソフトウェアのバージョンを使用している

FMHostクラウドでは、サーバータイプごとに利用可能なクライアントソフトウェアのバージョンが決まっています。
詳細はユーザーガイドの「クライアントソフトウェアのバージョンを確認する」を参照してください。

● TCP5003ポートが利用できていない

FileMaker Server との通信にはルーターとPCまたはMacでTCP5003ポートの通信を許可するような設定を行う必要があります。
詳細はユーザーガイドの「ネットワーク設定の確認する」を参照してください。

● セキュリティソフトにより通信が遮断されている

FileMaker Server との通信にはTCP5003ポートの通信を許可するような設定が必要ですが、ルータやPC/Macで通信を許可する設定がされていたとしても、セキュリティソフトにより通信が遮断されている場合があります。
セキュリティソフトを使用している場合、該当する設定を確認してください。

● Windows の ユーザー名に日本語(マルチバイト文字)が含まれている

本現象はOSが Windows でかつ FileMaker Pro のバージョンが 14以下の場合のみ発生します

OSが Windows で、FileMaker Pro のバージョンが 14以下の場合、Windowsのユーザー名(Windows へのログイン時に使用しているユーザー名)にひらがな・カタカナ・漢字等のマルチバイト文字が含まれていると、SSL通信下で FileMaker Server との通信ができなくなる不具合が確認されています。
この問題の解決方法は以下の2通りです。

  • この不具合が解消されている、バージョン15以降の FileMaker Pro を使用する
  • 新規に半角英数字のみの Windows ユーザーを作成し、そのユーザーで FileMaker Pro を使用する

ユーザー名の確認方法

  • [Windows]キー + [R]キーを押し、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを表示します
  • [名前] に 「cmd」と入力し、[OK] ボタンをクリックします
  • コマンドプロンプトウィンドウが表示されたら、「whoami」と入力し [Enter] キーを押します
  • 「コンピュータ名¥ユーザー名」という形式で出力があるので、「ユーザー名」部分の内容を確認します

この不具合の詳細は FileMaker Community内の不具合の報告「SSL設定が有効な FileMaker Server へ接続できない」を参照してください。

● 拡張アクセス権「fmapp」が有効化されていない

データベースファイルを利用するアカウントのアクセス権セットに、拡張アクセス権「FileMaker ネットワークによるアクセス(fmapp)」が有効化されていないと、該当のアカウントを使用しての接続はできません。
この設定は FileMaker Pro で該当のデータベースファイルを開き、[セキュリティの管理]ダイアログの[拡張アクセス権]セクションで、[fmapp FileMaker ネットワークによるアクセス]をダブルクリックして[拡張アクセス権の編集]ダイアログを開き、各アカウントが使用するアクセス権セットのチェックボックスを「オン」にすることで有効化することができます。

● インターネットプロバイダに「ぷらら」を利用している

インターネットプロバイダ「ぷらら」では、不正な通信をブロックする「ネットバリアベーシック」が提供されていますが、「ネットバリアベーシック」のセキュリティレベルが高い場合、 FileMaker Server と お客様の FileMaker Pro または FileMaker Go 間の一部の通信がフィルタリングされ、正常に通信が行えない現象が発生し得ることが確認されています。
該当する場合、「ネットバリアベーシック」の各種フィルタの設定をご確認ください。

● 以上すべてを確認しても接続できない場合
下記情報を添え、サポートまでお問い合わせください。
  • ご使用中のOSとそのバージョン
  • FileMaker クライアントのバージョン(13.0v9等、マイナーバージョンまで含めて下さい)
  • ご使用中のルーター
  • ご契約中のプロバイダ
  • セキュリティソフト使用の有無

開発者向けガイド

● 「サーバー上のスクリプト実行」を利用される場合

「サーバー上のスクリプト実行」スクリプトを使用して、サーバー上に一時ファイル等をエクスポートする場合には、エクスポート先として Get( テンポラリパス ) をご利用ください。
Get( ドキュメントパス ) は他のユーザー様と共用のパスになるためセキュリティ上利用を推奨しません。また Get( ドキュメントパス ) にエクスポートされたデータは予告なく削除いたします。

● 「カスタムWeb公開」を利用される場合

カスタムWeb公開機能利用ガイドをご用意しておりますので、利用に際してはご一読をお願いいたします。

● オブジェクトフィールド

  • フィールドオプション「オブジェクトデータを外部に保存」は「オープン格納」「セキュア格納」ともに利用可能です。
  • データベースファイルのアップロード時「オブジェクトデータを外部に保存」設定がされているオブジェクトデータは正常にアップロードされません。一時的にデータベースファイルへ直接埋め込む形に変更の上アップロードしてください。
  • 「参照のみ保存」の利用にはオブジェクトフィールドへの深い理解が必要です。利用を推奨しません。

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